ぬるま湯につかる

地方都市に暮らす30代薄給会社員の株やら暮らしのちょっとした記録

田舎街における転職活動の記録

働かずに一日が終わってゆく毎日にはすぐ慣れてしまった。

働きたい気持ちなんて微塵も起こりやしない。むしろ働きたくない。

でも、このままのらりくらりと過ごしていたら完全に社会に戻れなくなりそうだし、貯金が減っていく様は精神的なダメージを負う。

通帳の残高は増えていくから楽しいのであり、減っていく残高を確認するのは悲しみしかない。

やはり残された選択肢はやはり働く一択で。

最後のお給料は先月振り込まれている。退職金制度がある会社ではなかったので何年働こうと退職金は0。勤務年数に応じた退職金がないのなら、さっさと辞めたほうが時間の有効活用ってもの。

今後の安定的な収入源は完全に途絶えた。

この先石油王と出会って3億円くらい贈与してもらえるなら話は別だが、肝心の石油王との出会いはない。

仕方がないので重い腰を上げてハローワークに向かうことに決めた。

田舎街の転職活動はハローワークで仕事を探す、もしくは人脈を駆使。

田舎の転職にも強いとうたっている転職サイトでさえ、希望する業界、職種、地域を絞り込んだ時点で求人0がスタンダードなのだ。

転職エージェントにいたっては、支店が新幹線を使わないと行けない距離にあるのに、どうやって田舎街の希望職種を紹介してくれるのだろうか。別に都会に出て働きたい訳ではないのだが。

田舎街の転職活動にはCMで見かける有名な転職サイトや、ましてやエージェントは程遠い存在。

ただし求人情報をまとめただけのindeedは使える。

その賃金じゃさすがに田舎とはいえ誰も応募しないですよというレベルの求人も多々あるけれど、そこから比較的まともそうな求人を見繕いハローワークへ。

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ハローワークへ行くと、求人情報検索がタッチパネルになっていた。3年前はキーボードだったのに、時代の変化。

求人情報を検索していた際、退職ほやほやの前職場でちゃっかり求人を出しているのを見つけた。社長の脳内では使えない社員を辞めさせてやったくらいの話が展開されているのだろう。腹立つ。

「デザインは外注に出すから辞めてくれても困らないと言われたんですけど求人は出てるんですね〜☆」

とだけ、担当してくれた女性に告げ口しておいた。

労働局の相談窓口をまとめた資料を渡されてここに相談してみてもくださいね、と言われたけれど暑いし面倒なので辞めた。

履歴書を書くという転職第一ミッションが待っているのだ。3年ぶり2度目の転職活動とはいえ、履歴書を書く、それだけで気が重い。

志望動機? 賃金まずまず、通勤便利、と書けたらどんなに楽なことか。生きていくために働く、それ以下でもそれ以上でもない。