仕事に行かなくなってからというもの、時間の流れがなんだかおかしくて磁場でも狂ったか、と馬鹿げたことを考えている。
無職の朝は遅い。9時に起きる、パンを食べる、茶碗洗い、家の掃除。母が洗濯をかけているので一緒に干す。これらをしていると11時を過ぎている。
そこから母とティーバーでドラマを見る、もしくは食料を買い出しに行ったりするといつの間にかお昼を過ぎている。そうしているうちに母はパートに行く。
祖母はヒルナンデスやひるおびやバイキングを経由し、結局ラジオを聴いているので私も一緒に聴く。歌謡スクランブルは私が思い出せる限りの小さい頃からすでに聴いていて、ご長寿番組ですな、なんて思っている。昼のワイドショーはどうも好きになれない。私の中ではヒルナンデスが1番ましという結論に達した。三色コーデってこれのことね!とようやく存在を認識する。
洗濯を取り込み、株価の様子をチェックすると午後3時を過ぎる。
ちょっと昼寝をしてうだうだしていると夕方になっている。お風呂を沸かし、夕食の準備をする。こうして1日が終わっていく。
こんなんじゃ仕事見つかるわけないね、当たり前だけどと他人事のように思いながらこのペースで過ごしている。
ある日は働くための準備と言い訳をしながら美容院に行き、またある日は数日前から現れた蕁麻疹が気持ち悪くて皮膚科に行くと1日が終わってしまった。
どうでもいいけれど短めのボブくらいに伸ばす計画をしている。ショートヘアあるあるで、短くないと落ち着かない気持ちをどうにか押さえつけた。髪の毛を結ってキャップの後ろから短めのポニテを出せるくらいに伸ばしたい。
こんな感じで▽
平日の真昼間から食料の買い出しのついでに街中をうらうらするのが楽しい。
働いていないのに外にお茶を飲みにゆく、それには軽い背徳感がある。
コメダ▽
普通のマックを食べずにあえてのマックカフェ、という背徳感を高めるチョイス。
平日のお昼はサラリーマンのドライブスルーの利用率が意外と高め、と気がついた。